緑と清流

「自然を楽しむ♪」 が活性化したらいいな

お金を動かし社会を動かす1~持続可能な投資とは~

「人々の生活の中では、お金が巡り巡っていて、そのお金の流れに人々は影響されている」と書きましたが、世の中の仕組みに悩み、色々模索していました。

現場作業に入る者の上には上司がいる、そしてその上はさらに上司、その上にさらに上司、そして経営陣に社長。。その先に株主がいる。

会社全体で利益をだすために、資源の希少価値を無視して利益を求め続ける

「株主がいるから株式会社」働いてそこまでは気づきました。

株主がすることは投資かっと模索した結果気づきました。

投資というとお金儲けというイメージでしたが、色々模索して出会ったNPO法人『日本サステナブル投資フォーラム』!!

  NPO法人 JSIF(日本サステナブル投資フォーラム)

事務局長の吉田喜貴様にお話を伺った時の内容を書いていきます。

吉田様は個人投資家としても著名な方で、長年御自身のブログ

投資を楽しむ♪

を通じて情報発信を続けておられます。

投資に関心を持ち、行動してくれる人が増えたらとおっしゃる吉田様の活動を、まずご紹介していきます。

1-1. JSIFの活動とESG投資

今や人間社会はお金の流れによって動いていると言っても過言ではありません。そのため持続的な社会になるためには、持続可能な金融システムが必要であり、投資も持続可能性を考慮しなくてはいけません。
『日本サステナブル投資フォーラム』(以下JSIF)は、2001年社会的責任投資(SRI)の機運が日本で高まる中、さらなる推進のために、欧米のSIF(ソーシャル・インベストメント・フォーラム)のような中立的役割を果たす団体として、有志で発足された団体です。
社会的責任投資(SRI)は、1920年代の米国でキリスト教的倫理の観点から、武器、ギャンブル、タバコ、アルコールなどに関わる企業へは投資しないというネガティブ・スクリーニングから始まったと言われています。1960年代から80年代にかけての米国では、ベトナム反戦でナパーム弾製造企業が問題視され、また南アフリカ共和国アパルトヘイト問題から南ア進出企業に対して株主による反対運動が起きています。この結果として、GMなどの米国企業が南アから撤退しています。2000年代になると、社会問題への対応に優れた企業を選んで投資するポジティブ・スクリーニングが広がりました。また、2005年前後から、特に2006年の国連責任投資原則(UNPRI)ができてからは、ESG投資という概念が広まりました。ESG投資とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったもので、これら3つの観点を考慮した投資手法です。
JSIFは、サステナブル投資(SRI、ESG投資等)を、日本で普及・発展させる活動を行い、SRI・ESG投資に関係する人々、機関、また興味を持たれている方々に意見交換、研究する場を提供するとともに、企業等の情報公開を促し、サステナブル投資の健全な発展を通じて持続可能な社会の構築を目指しています。JSIFが定めたサステナブル投資の基準は「地球と社会の持続可能性に配慮した投資であること」そして「原則の投資プロセスや社会的な効果を資金の供給者に対して開示していること」です。
 JSIFは、2004年の発足以来、日本のサステナブル投資残高を定期的に集計し国内外で発表してきました。機関投資家によるサステナブル投資のアンケート調査も始めています。これらは、国内外の年金基金や運用会社などの機関投資家また日本企業が、わが国のサステナブル投資について現状を正しく把握し、それぞれに求められる取り組みと情報開示をさらに進める上で、参考となるよう行われています。
 JSIFは今年、機関投資家によるサステナブル投資の第2回アンケート調査を行うことができ31機関から調査の回答を得られました。その残高は56兆2,566億円と第1回集計とくらべて2.1倍の結果となりました。こうした大幅な増加は、より多くの機関投資家から回答を得られるようになったからだけでなく、サステナブル投資への取り組みが進んだ結果と考えられます。わが国におけるサステナブル投資の取り組みへの急速な進展は、海外からも注目されています。2016年11月には『年金積立金管理運用独立行政法人』(GPIF)の運用管理業務担当理事兼CIOである水野弘道氏が、世界に責任投資原則を推進させようとしている『国連責任投資原則』(PRI)という組織の理事に選出されたことも、今後のわが国の取り組みが世界的に期待されている現れと言えます。

大きなお金を持っている人たちの話だから関係ないと思っている方もいるかと思います。実は一人一人の行動が大きな動きへとつながります。

ここからは個人のできることとしてお話してもらったことを書きます。

1-2. 個人ができる社会を意識した投資
 しかし、1-1で書いたような動向は莫大な運用資金を持った運用会社や年金基金が中心となっているのが現状です。ではサステナブル投資は個人でもできるのでしょうか?
 個人で個別に企業を選んで株式投資を始めるのは大変です。吉田様はJSIFの事務所に届いた段ボール箱3つ分の様々な企業のCSRレポートを200冊近く読み、自分なりのサステナブル投資を試みたこともあるそうです。CSRレポートを読んで気に入った企業があればその会計情報を読み込み、長期的に投資する企業を選ぶという作業です。このように自分で企業を選ぶとなると膨大な作業が必要です。個人でサステナブル投資をするには投資信託の力を借りなければ難しいのが現状とのことです。
 しかも投資信託なら月1万円から買えるようなものもあります。できる事から始めていく、そのような感覚で始められそうです。
 では、一般の人がサステナブル投資を始めたい時、どこで買えるのでしょうか?
残念ながら、サステナブル投資には現在明確な基準はなく、どこで買えるとも言い難いようです。サステナブル投資(あるいはESG投資)と言って「環境」をうたっている投資信託でも、個人投資家に対しての十分な説明がないものも多いそうで、金融機関の営業の手段として、社会や環境に良さそうな雰囲気を出しているだけではないか?と見えてしまうものもあるそうです。
吉田様「リーマンショックの前は当時問題となった住宅ローン債券のように、顧客には複雑すぎる仕組みの金融商品が多かったのです。その反動で、運用の透明性を説明するために、ESG投資という言葉が用いられ、そのような言葉がないと年金基金でも運用を任せられないという流れになっているのではないでしょうか。」
 しかし、最近は投資する側への十分な説明をしてくれる投資信託も出てきているようです。個人投資家のブロガーが有志で運営している「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」という投資信託のランキングのサイトがあります。今年で10年目を迎え、金融庁長官もメッセージを寄せるほど、この10年間でどんどん活動を広げています。
 今年も、ランキングの上位はインデックスファンド(TOPIX日経平均に連動して機械的に株式を売買するもの)が占めています。手数料の低さが個人投資家の支持を集めているのです。一方、アクティブファンド(運用会社がひとつひとつの企業を分析し、投資先を決めている投資信託)でも、顧客に対してその企業を選んだ理由説明が明確でないものが多い中、このランキングで11位以内の鎌倉投信、特別賞のひふみ投信、説明をきちんとして運用者の顔を出しているところです。
吉田様「顧客への情報開示が少ない投資信託が多い中で、投資先についての説明を明確にしようと努力する運用会社は大変貴重な存在です。鎌倉投信のように運用責任者が表に出てきて、どうしてこの企業に投資しているか、その投資哲学をきちんと説明してくれる運用会社が増えないといけないのではないでしょうか。」ちなみに鎌倉投信は『日本で一番大切にしたい会社』という本を書いた法政大学の坂本浩二先生と一緒に研究会をやられているそうです。
 また投資信託以外にもマイクロファイナンスという方法もあります。たとえば『ミュージックセキュリティーズ』は音楽家を育てることを目的として始まった会社です。しかしその後、酒蔵を応援するための投資をするとお礼に日本酒が送られてくるという仕組みを作りました。そして東日本大震災の時は被災地の復興をこの仕組みを使い支援し、今ではコケの事業や知的障がい者の学校を作るなど様々な取組みをしています。
 まだ投資をやったことのない方に向けてメッセージを頂きました。
吉田様「投資を始めるということで、社会に対する関心が深くなる。自分のお金を出しているから。そこから政治にも関心を持つようになり、選挙に行くようにもなるのではないか。特に社会や環境問題に関心があり活動されている方々こそ、投資を始めてほしい。」
 日本は個人の貯金がとても多くある国です。貯めて何の利益で利子が出ているか分からない状態から抜け出すべきかもしれません。日本の銀行は預かったお金をほぼ日本の国債を買い、運用しているケースが多いそうです。添付のようなイメージ図をもらいました。

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例えば国策として原発を推進していた時の図  

 「毎月1万円を貯金しようと思うところを、毎月どこに投資しようかと考えてもらいたい。」とおっしゃっておられました。たとえ1万円でも、自分が共感できるような社会的責任を果たしている企業や、そういった企業を選んでいる投資信託に出資する。そういった人が増えれば、よりよい社会が実現されるのです。それが個人でもできるサステナブル投資だと思います。
「なにも考えずに預金を増やすのではなく、頭を使いましょう。頭を使えばよりよい方法が見つかるはず。投資をして、社会に関心を持ち、自分の意見を持って、選挙に行く。多くの人に社会に関心を持ってもらいたい。」

 吉田様との対談では、「社会問題や環境問題に関心やこだわりがある人ほど、預金について考えてほしい」。そんなメッセージが一番印象的でした。

投資をした事がなかった私からすると、このように投資の仕組みが、自分と関わりのある事、そして社会問題や環境問題の解決が投資と関係があることを、知っていて動かれている団体があることは驚きでした。

預けて委ねているばかりでなく、社会に関心を持ち、様々な知識を持ってより良い企業や団体を選んで投資する、サステナブル投資をすることによって、持続可能なお金の回り方をする社会になってほしいと思います。

日本文化の研究も始められた吉田様。実は投資と日本文化も関わりがあります。
「お金を動かし、社会を動かす~日本を見つめ直しながら~」を掲載していきます♪

 

green-and-clearstream.hatenablog.com

 

週5働き週2休む

週5働き週2休む

 

小学生の時、土曜日も通っていたのに

 

途中から第2、第4土曜日だけ休みになる

 

どの土曜日が休みになるか覚えるのに苦労した思い出があります

 

今は土曜休みも当たり前、学校だけじゃなく職場もそうなっている

 

週5働き週2休む

 

これは人の社会での決まり事

 

限られた地球資源の中で生きるには、最適な休みを取ってもいいかもしれない

 

経済を回すために働かなくちゃ。。頑張る都市

 

でも休みになって経済が回らないというわけではない

 

みんな思い思いのところに行き遊ぶ

 

色んな地方に行く人が増えれば増えるほど、日本の隅々までお金が回る

緑と清流

川の流れは周辺の植物に水だけでなく養分も与えます


陸地の緑は豊かに成長します


色んな経過を通して海に流れ出た、水も養分も海に影響を与えます


人は自然の恵みによって豊かに暮らせています


その自然の恵みを最大限維持しながら後世に引き継げるか。。


私たち今の人々の行動も関わっています


人々の生活の中では、お金が巡り巡っていて、そのお金の流れに人々は影響されていると言って過言ではありません


水もお金も循環し、巡り巡っていくもの


自然と、人間と、市場の関係を考えてみませんか

天国と地獄の違い

いつからかはっきり覚えてませんが、私の夢、人生の目標のようなものは、「子供や孫さらにその先まで住みよい地球環境が残ること」です。


昔から環境問題に関心があり、環境問題がなくなるといいなと思っていたのですが、「環境問題」と言ってしまうと様々な問題があり、動物目線、昆虫目線、その他生物目線によって様々な見解があるとたどり着きました。
私は「人間にとって住みよい環境」が残ることを軸にしています。
それは自分が死ぬときに、子供や孫、さらにその先の人々の生活が心配だ、、もっと悪化する前に動いておいてあげればよかったと思いながら死ぬのは嫌だから。なので人生の最後に後悔しない程度に動こうと思っています。

悪化したところからの回復は大変だけども、少しの改善はそれよりは容易なはずです。

多くの人に響いたら嬉しいと思い、

「子供や孫さらにその先まで住みよい地球環境が残ること」
が私の生涯活動です と言っています。

さて、『ゼロから考える経済学ー未来のために考えておきたいこと』
は図書館で出会った本。

仕事をしていたこともあり、経済も学んで、環境問題を考えた方がいいのではないかと思い始めた時、「ゼロから学べる経済学」と完全に思い間違えて手に取りました。しかし、私には人生を変える一冊でした。

 

この本は、戦争を体験した筆者がどのようにしたらこのような惨事が繰り返されないのかを、経済学だけではなく心理学、人類学など様々な分野を学びながら追及し、書かれた1冊です。
とても分厚い本ですが、多くの人に読んでもらいたいです!!



この本の概要にも書いてある「天国と地獄」の話、

天国にも地獄にも同じように、大きな食卓の上にたくさんのご馳走が並んでいるという。食事をしている人々は一メートルもある長い箸を右手にくくりつけられているのも同じだ。では何が違うのか?

地獄ではそれぞれがその長い箸でご馳走を食べようとする。が、箸が長過ぎるのでうまくいかない。なかなかつまめないし、つまめても箸が長すぎて自分の口に入れることができないのだ。みな空腹でイライラしており、他人の箸が自分の目の前の皿に伸びてくると、取られまいとじゃまをし、怒鳴りあい、ののしりあっている。

一方、天国の人々は、向かいの人に「はい、どうぞ」「お先にどうぞ」と食べさせてあげてみんな満腹。笑顔が溢れている

 

同じ環境なのに、それぞれの考え方、それによる行動が違うだけで天国と地獄のように違う。


Read the book 'The Real Wealth of Nations: Creating a Caring Economics' in Japanese. This book was written by Riane Eisler who experienced the war and learned a lot of subject to stop the war repeats. I strongly recommend everyone to read this book.
Wish world peace comes.